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執筆者の写真裕樹 高野

着物と羽織の色合わせの検証 その2

更新日:2021年12月6日


先日Twitterで 着物・羽織・角帯の色合わせで、 どれが好みかアンケートをとってみました。


何度も言っていますが、 色合わせの決まり事を作りたいのではなく、 コツみたいなものを共有できればと思って、 色合わせのアンケートを実施しています。


好みなので正解なんてないし、

生地感でかなり変わってくるとは思いますし^^


アンケートを実施するときは自分の中で、

「これが1番人気だろうなぁ、

 これはかなり好みがわかれるし、

 実際の生地とかで化けるだろうしなぁ」と

思ったりしてみています。


今回の4つの色合わせ、 どれが好みか妻に聞いてみると「やはり( ̄▽ ̄)」な選択。 近くにいた8歳の息子に聞いてみると、意外にも妻と同じ回答。

そして、実は自分も同じものを選んでいて、 我が家はみんな同じ回答でした(;^_^A


色の組み合わせは、

①長着の色を決めました。

 羽織は長着の補色。

②長着と羽織の色合わせを

 入れ替えました。

③①の長着で、角帯と羽織の色を

 入れ替えました。

④②の長着で、角帯と羽織の色を

 入れ替えました。


着物と羽織の色を選んでから、Adobe Collar でもう一色補色を選びました。


投票数は73票

1位 ① 32票

2位 ② 19票

3位 ④ 14票

4位 ③  8票


勿論の話しですが、Twitterのフォロワーさんの好みの傾向もあるとは思いますし、最初に着物と羽織の色を決めているというのも影響があるのかもしれません。 また、極私見ですが、①と②の様に、羽織と長着の色を決めた方がフォーマル感が強くなると思うし、③と④の方がカジュアル感が強くなるように感じます。

背が高い低い、筋肉質、ふくよかなどで、体型でも変わってくると思います。 アンケートの投票が多いのは単に人気があるというのもありますが、受け入れられやすい色合わせでもあります。 またその逆で、投票が少ないのは好みがわかれる、生地選びで化ける色合わせだと思っています^^ あくまでコツの一つです^^


そうそう、我が家の好みは③でした(;^_^A



 

用語的な解説

補色と反転

Adobe illustratorの機能を使っていて、勉強して詳しくわかっている訳ではありませんので、補足的に書いておきます。


補色とは?

混ぜると無彩色を作れる2色の有彩色。

無彩色とは、白と黒との混合で得られる色。

有彩色はその逆。色味が感じられる色のこと。


反転色

Adobe illustratorにある機能を使いました。

Adobeのヘルプによると、

「カラーの各構成要素をカラースケール上の反対側の値に変更します。例えば、RGB カラーの R の値が 100 の場合に反転コマンドを実行すると、R の値は 155 に変更されます(255 - 100 = 155)。」


フォーマル感・カジュアル感

言葉の解像度をあげていくと、例えば結婚式とした場合も、親族だけなのか、もっと大がかりで参加者も多いのか、披露宴まで含まれるのかなど、分類が多くなりすぎると思っています。

あまり言葉の解像度を上げ過ぎず、ざっくりとしたものにしたいと思いますので、くくりは以下の通りです。


フォーマル感:

私がよく「硬い」と使われるコーデ。 冠婚葬祭、お茶、式典、ビジネスパーティーなど。


カジュアル感:

プライベートでの装い。

何かのために着る、というよりも、好きで着ているんだから、人からとやかく言われるのは大きなお世話なコーデ。

 


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