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執筆者の写真裕樹 高野

大島紬

大島紬と聞くと、奄美、鹿児島、日本三大紬、絣、泥染め、などなどいろいろ思い浮かびます。 詳しく知りたい方はネットで検索すると、機屋さんや専門店さんのサイトがたくさん出てきますし、Wikipediaやこちらのサイトはわかりやすく書かれていると思うので、ご覧ください。 https://himemaru.net/find/category/oshima/

専門的な知識は、他の方にお任せしますm(_ _ )m 今回は少し違った視点から投稿をしたいと思います。

縞や格子柄が多いことから“縞格子”と呼ばれることもある機械織りの大島紬、はとてもお勧めなんです。

お勧めする理由は4つ 1 生地の堅牢性が高い 2 捌きが良い 3 絹布では比較的低価格帯   4 色、柄、質感がスーツ地に近い

木綿や化繊の着物を着られていて、また、絹布の着物をお持ちで無い方が初めて買う時に、おっかなびっくりっかなびっくりせずに気兼ねなく着ることができると思います。 体験からですが、私も無地の縮緬の絹布を買った時は、 “汚れるんじゃないか?” “何か跳ねてきたりしないか?” と、レーダーをはりまくって、かなりビビって着ていましたが、大島紬を買った時は着物を着るのに慣れてきたこともありますが他の絹布と比べて“あぁ、こんなに楽なんだぁ”と思いました。 絹布ならではの滑らかさを持ちながら、生地に“しっかり感”があるんです。 私だけかもしれませんが、木綿の着物で正座をした時、わずかですが生地が伸びる感じがするんですが、大島紬ではそれが感じません。生地の強さ、糸の強さ、打ち込みの強さといった、根幹をなす部分の“強さ”を感じます。

私は腰紐を使わず着ることが多いのですが、着崩れやすい時もあります。 でも、大島を着ている時は、つっと襟先を引っ張ってあげればすぐになおせます。 むろん、他の着物でも同じように着崩れをなおしますが、大島紬の方がなおしやすく感じます。 通勤のラッシュアワーの人波にもまれても遅れをとることがなく、改めて捌きの良さを感じました。

以前、あるお店で見た縞格子の大島紬が、別のお店で3倍くらいのお値段がついていたのをみたことがあります。着物業界のあるある話しで良く耳にしましたが、ホントにあるんですね(;^_^A 無論お店によるとは思いますが、単衣のお仕立てなら10万円強でお買い求めいただけると思います。 木綿や化繊に比べれば高いですが、絹布が着てみたいと思っている方の最初の一枚としては低価格帯の着物だと思いますし、大島紬というブランドの“担保”があります。 担保=証紙ですね。 色々種類がありますので、ネットで検索してみてください。

当サイトで販売している大島紬はお値段をかなり勉強しています(`・ω・´)

リクルートスーツの様な制服的な感じではない、上質な生地でつくられたおしゃれなスーツに近い感じなので、“いかにも着物”的な色柄でないものも多いので、洋服のおしゃれ好きな人がはじめて着物を仕立てたい時も、選択肢の幅が広がってお勧めだと思います。 「着物で通勤」が一般化したら、縞格子の大島紬は着物で通勤時の定番になるんじゃないか?と思っています^^

少し長くなりましたが、縞格子の大島紬、お勧めなんです。 多くは無いのですが、私が持っている、着ている大島紬を、おいおい紹介します。

 

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