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執筆者の写真裕樹 高野

大島紬 その2

私が持っている、着ている大島紬は3枚あります。 どれも機械織りの大島紬で、泥染めや絣は持っていません。

泥染め、絣、染の大島、どれもステキだと思います。 職人の手が創り出す奇跡です。 予算があって好みのものがあればお買い求めください^^

今回投稿するのは、この黄色の大島。(洒落た言い方が思いつきませんでした(;^_^A) この大島は、地元の着物屋さんでセールをしていた際に、2回お伺いして残っていたのを購入して仕立てました。 お店の方も「この色を買うのか・・・」といった顔をしていました(;^_^A

当時は木綿の単衣ばかり着ていたので、「絹布で袷」に過剰に反応していたので単衣で仕立てましたが、この大島は袷の方が良かったと思います。

遠目で見ると渋い黄色ですが、近くでみると光の加減で黄色が黒くかすんで見えたりして、いろいろな表情をみせてくれます。 機械織り=安価だから大島じゃない、とおっしゃる方(実際面とむかって言われたことも)もいますが、色々と種類があって楽しいです。

息子が小さいころ、抱っこをしていたら見事におしっこをされてしまいました。 「まぁ良いかな、話しの種にでもなるかな」と思い、洗濯機(手洗いモード、脱水最短、柔軟剤入り)で洗いましたが、見事に縮みましたOrz

以前、自宅で洗える大島紬を提案している着物屋さんの話しを聞いたことがあります。 確か仕立てる前に洗って予め縮めてから仕立てる、そんな話しだったと思います。

着用頻度があがるという事は、汚れるということです。 週末着なら、多くて年に5~6回の着用頻度だと思いますが、一枚当たりの着用頻度はもっている着物の枚数にもよりますが、あまり衣装持ちではない私は、おのずと一枚あたりの着用頻度は高くなります。

着物の場合、汚れた時の洗いのランニングコストがスーツなどよりも高くつきます。 ラニングコストを下げる→自宅で洗う という思い付きだったのですが、上手くいきませんでした(;^_^A

あと、私が下手っぴなのもあるのですが、アイロンがけをしたけど上手く皺もとれませんでした。 自分でやることはコストダウンにつながりますが、その分の時間が楽しめれば良いのですが、私の場合は“コスト”になってしまうので、今では自宅で洗うというのはあまり視野になく、こまめに生き洗いに出そうと思っています(;^_^A

縮んでしまったこの大島は、丈を出しても良かったのですが、襦袢の上に単衣の着物を重ねて着たりしています。 この着方、“一つ前”というらしいのです。 記憶がさだかではありませんが、渡世人とかの着方らしい聞いたことがあります。 いわれがあるとは知らず、寒いので重ね着がしたいのと、衿元に色味が入るので、面白いとおもって思い付きで着はじめました^^ 私の場合、お仕立てしたお店が着物ごとに違ったりしますので、裄や丈が微妙に違うケースがあります。 画像の着物の場合、裄は大島のが長く、丈は大島のが短いです。 本来の襦袢、着物という順番で着ていないというのもあるし、着方がうまい方だと私の悩みも解消されるんでしょうね。(;^_^A

 

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