ここ数年、兵児帯に興味がありました。 終日外出をしない日に、父が使っていたポリエステルの兵児帯を締めることはあったのですが、角帯のキッチリと締める感じが好きで、あまり使うことがありませんでした。 また、兵児帯というと、「浴衣で蝶々結びで締める」というイメージが強くて、どうも子どもっぽくて嫌でした。
そんな中、自分の兵児帯への考えが変わるきっかけになったことがいくつかありました。 きっかけ その1 藤井絞さんの兵児帯。 筒状になっていて、こーいう発想があるんだ!と、目からウロコでした。
画像検索のリンクを貼ってありますので、興味がある方はご覧ください。 きっかけ その2 地元、さいたま市の大宮にある、きもの處つじさんが、店頭で兵児帯を締めていました。 兵児帯というとカジュアルなイメージが強いですが、綿の兵児帯をしめて店頭に立たれていることが驚きで、使い方、浴衣やカジュアルな着方にとらわれないという考え方を教えてくれました。 きっかけ その3 ひでや工房さんが「蝶々むすびでない締め方」を教えてくれ、「蝶々結び」以外の締め方から抜け出す具体的な締め方を教えていただきました。 きっかけ その4 日本酒BAR「雨垂れ石を穿つ」の市川さんが、袴をつけるときに兵児帯を締めていました。 袴に兵児帯という考えまでは思いつかなかったので、兵児帯は、もっといろいろなシーンで締められていいんじゃないか?と思いました。 以前の投稿で、角帯がいろいろとくたびれてきて、帯の購入を検討していました。 いろいろときっかけが重なり、どうせなら購入するなら兵児帯にして、使用感をお伝えできればと思っていました。 そんなおり、ご縁があって、 寄居の「きぬのいえ」さん
秩父の「Magnetic Pole 秩父太織」さん、 と面識を得ました。 特に「きぬのいえ」の井澤さんには、いろいろとお話しをさせていただき、今回兵児帯のサンプルをつくることができました。 井澤さん、ありがとうございますm(_ _ )m この兵児帯、しばらく私自身が締めてみて、検証を重ねたいと思います。 秋以降に商品化ができればと考えています。