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執筆者の写真裕樹 高野

桐生織のお召


桐生織の吉田さんのシロツメクサのお召です。

お召。

お茶の方が着るイメージで、 シックな色柄のものが多いと思い込んでいました。

吉田さんの桐生織のお召を手に取ってみて、 お召のイメージが変わりました。

淡い色柄で繊細でありながら、 緯糸に強撚糸を使われていて、 柔らかモノに近い風合いです。 お仕立てされた方からもお聞きできたのですが、

着心地がよくて、それでいてお召ならではの堅牢性も兼ね備えているそうです。 お一人で何枚もお買い求めになられる方もいるとか(お大尽な(;^_^A)

今回は淡い紫色のお召を撮影させていただきましたが、 織りあがりの時期なら、何色からか選びいただけるそうです。

絹の断面は三角形で、 撮影をしてもなかなか現物の色が出ずに 苦労させられます。 この桐生織も、現物はもっと素敵な色なんです。

市松に織ってあるポツポツとあるのは、 絞ではなく織で表現したシロツメクサ。

​ここは、もっと銀色で光沢があり、 見る角度で白く輝いて 地色に溶け込んで見えなくなってしまう時もあります。。

シロツメクサ、聞きなじみがありませんでしたが、 世にいう“クローバー”。 でも、洒落が効いています。 一反に一つだけ四葉が織り込まれているんです。 お手に取る機会がありましたら、確かめてみてください^^

 

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