オリジナル兵児帯は、 秩父にあるMagnetic Pole(マグネティックポール)さんが織った絹布を、 寄居・きぬのいえさんで染めていただきました。
今回、Magnetic Poleにお招きいただき、 工房と秩父の養蚕家さんを見学させていただきました。
現在、国内で生産されているシルク商品のうち、 純国産繭を使用しているものはわずかに0.3%しかありません。 その希少な繭の生産の一翼を担っている養蚕農家の久米さんのところにお伺いしました。
生産者の現場を見学させていただくと、暑い寒いにはじまり、食べる桑の品質・状態、本当に手間をかけて作られています。
お蚕さんは繭をつくるために、 格子状に仕切られた回転蔟(まぶし)という振り分けられます。 お蚕さんは上へ上へ進んで糸を吐き続け、 均等に繭ができるように蔟が回転するようになっているそうです。 たまに脱走(?)して天井に繭を作ってしまうお蚕さんがいるそうです。 天井をみると結構な数が(;^ω^)
久米さんのところの見学の後、 Magnetic Poleにもどって工房を見学をさせていただきました。
Magnetic Poleの北村さんから、幅100㎝の絹布を織っていると聞いた時、 力織機で織っていると思ったんです。 手機でやらているとお聞きした時は思わず、 「バカんじゃないの?」と言ってしまいました。 北村さん、ゴメンナサイm(_ _ )m
凄くてステキで魅力のある絹布なのに、 「そんな幅があるものを手機だと、いくらなんでも生産効率が悪くて収支率が悪いのでは?」 と勝手な心配からの失言でした。
糸づくりについては、Magnetic Poleさんのサイトで動画を交えて詳しくご覧いただけますので、是非是非そちらをご覧ください。 https://magneticpole.jp/ito.html
糸づくりから織るまでの沢山の工程を、ほとんどすべて自社でやることは、 たくさんのご苦労があると思います。 今回の工房見学でその苦労の一端を知ることができて、本当によかったです。
このステキで魅力ある絹布でつくった兵児帯、 早く商品化しなくては!
追記: きぬのいえ・井澤さん、ちちぶ銘仙館まで送っていただきありがとうございましたm(_ _ )m