以前から、 絵羽柄の羽織ができないか?と、 いろいろと考えていました。
もちろん、 仮絵羽にして染めればできるんですけど、 そんな予算、そうそうないよね?(;^_^A
別注とかではない形の、 お仕立てあがりで、 和洋兼用で、 アウターができないか?と、 いろいろと考えていました。
1 なぜ絵羽柄なのか? 浮世絵の中の羽織には、絵羽柄のものがたくさんあります。 それがカッチョエェなぁ、と思っていました。 浮世絵に描かれた当時、全部が全部その色柄で仕立てかの根拠もありませんが、好まれていたのは事実だと思います。
また、既存の商品群には無いというニッチな商品だと思ったからです。 無いということは淘汰されたか、それを創る技術や発想がなかったからでもあると思います。
黒や紺の無地感のもののが使い勝手は良いと思っていますが、全部が全部無地、あっても総柄と言うのも、何やら着物の限界を決められてしまっているように感じて、モヤモヤします。
2 なぜ和洋兼用なのか? もし仮に商品として販売した際に、一つのカテゴリ―にとらわれず販売チャンスが2倍になると思いました。
また、洋服のアウターなどが中に着こんだ場合、二の腕の動きが悪く感じることが多いので、袖丈のある筒袖のアウターが欲しいと思っていました。 でも、それなら、袢纏や羽織ジャケットで良いな、いやそれなら、和洋兼用を前提に仕立ててれば良いのか?と思ったしだいです。 サンプルとしてつくるでもなく、もやもやした中で、
この悩みを一発で解決するようなアウターに、 先日お伺いした東京カジュアルキモノ展で出会いました。
備後木綿と、奄美の泥染め絞りのコラボの陣コートです。 大蛇がうねる様に、そして原初的な力強さを感じる大胆に絞りで染めてあります。
カッチョエェですよね^^
コートは、男のカジュアルきものデザイナー 佐野たかしさんのFacebookでご覧いただけます。