先日、お話しを聞かせていただいたTwitterのフォロワーさんの着物に興味がある方への着物の提案がとても興味深かったので紹介をさせていただきます。
お会いしてお話しを聞かせていただいたり、Twitterでやり取りをさせていただいて共感したのが、
学生に、着物に興味があるけど、 ハマるかわからないものに10,000円を払うのは辛いと思うんです。
という言葉でした。
振り返れば私も着物に興味を持った時、雑誌「サライ」の男の着物特集に掲載されていた 「銀座の呉服専門店が選んだ一式15万円の着物」を お店にまでに見に行き、 「ハマるかわからないものに15万円?」と躊躇して買いませんでした(;^_^A そこで彼が着物に興味がある方に勧める方法は、 「女物の羽織ならリサイクルで安く(安いと千円とか)手に入るうえ、 普段の洋服と合わせやすいので、和の雰囲気を楽しむことができる。」 というものでした。 メーカーやお店側が「低価格の着物であれば、敷居も低いのでは?」というアプローチで、低価格の着物(長着)や、セット一式を提案してきたのだと思いますが、着物を着るために一式そろえて着る前の段階、普段着ている洋服に着物を取り入れるというフォロワーさんの発想が新鮮でした。
「和洋ミックスコーデは、 すでにやられている方が大勢いますよね? どこが違うんですか?」
という疑問の声もあるかと思います。 SNSなどで見かける和洋ミックスのコーデは、着物を着慣れている方や、もともとファッションがお好きなお洒落な方がされているのが多い様に思います。 私からすると、おしゃれで眩し過ぎます(;^_^A
フォロワーさんの提案は、 着物に興味を持った方がローリスクで、 着物をワードロープとしてとり入れる アプローチだと思っています。
「女物羽織の和洋ミックスから入る」というのは、 その1 購入価格が安い その2 種類が多くて選べる その3 ファストファッションのお店でも 羽織風ジャケットが販売されていて、 見慣れてきている。 という点で、理にかなっていると思っています。
参考にいただいたコーデの画像ををみても、 これ、羽織なの? ファストファッションのブランドが発売している羽織ジャケットとかじゃないの? という印象です。
以前、着物屋さんから、 夏に浴衣をお勧めし、 秋になったら浴衣を襦袢にして長着をお勧めし、 冬になったら羽織をお勧めすると、 お買い上げの時期も、支出も分散されて懐にやさしく、着物を一式揃えられるというお話しをお聞きしたことがあります。
今回ののフォロワーさんの提案は、ある意味その逆をいくものだと思っています^^