
画像は、一人打ち上げにお付き合いいただいた、 常連さんのお二人のお写真をお借りしましたm(_ _ )m
ぼんやりと“あったら良いなぁ”と思っていた
“男の着物ストリートスナップ”を、
いろいろな方や事に背中を押されて初めてみたら、
早々に開催を延期にせざるえない出だしの悪いスタートでしたが、
2021年は16回、66名の方を撮影させていただくことができました。
参加・撮影させていただい方々、
SNSでのシェアや告知に協力をしてくれた皆さま、
コラボをさせていただいた福服さん、
改めて、ありがとうございました。
さて、総括というと少し大げさですが、
“男の着物ストリートスナップ”をして
思ったことを書き残しておきたいと思います。
●撮影をしてもらいたい方は多かった
撮ってもらいたいというニーズに応える形ではなく、
私自身が今の男の着姿を伝えたい
という思いからはじめたのですが、
「撮ってもらいたい」という声の多さに驚かされました。
今でも開催する度に
「誰も来なかったらどうしよう?」という
不安にかられますが、
おかげさまで撮影0は一度もありませんでした。
●認知されるスピードがあがっている?
回を重ねるごとに、
初めてお会いした方に“男の着物ストリートスナップ”のお話しをすると、
「え!? 見てます!」
「念願かなって、撮影していただきました」
「今、東京に着物も持ってきていますが、次回はいつですか?」
という声をいただいたり、
着物業界関係者からも、
「絶対ニーズがあるから続けた方が良い」
「あれ、楽しみです」
という声を聞くことが増えてきました。
期待と不安が入り混じった中ではじめましたが、
このスピード感は、とても励みになりました。
●思うのは自由だと思います
今の男性の着姿を紹介したいという思いで撮影をしています。
私にもコーディネートの好みはありますが、
自分の好みじゃないから撮影をしないとか、
コーディネートを揶揄するとか、
自分の尺度を押し付けることは
絶対にしません。
また、SNSなどにスナップを投稿したさいに、
自分の尺度に照らし合わせて
好みじゃないからと言って、
ネットだから
何でも言っていいと思っているような
脊髄反射的なコメントには、
絶対に反論します。
撮影したスナップは、Facebookグループのルールに沿って投稿をしていますが、
先日、
「靴はおかしい」
「シャツをあわせるのは変だ」と、
投稿の度にコメントをされる方がいました。
あまりにも続くので
「好みは人それぞれだと思いますが、
思ったことを脊髄反射的にコメントされると
不愉快です。
ご覧になりたくないのでしたら、
ミュートやブロックの機能があるので
使われたらいかがでしょうか?」
とコメントを返したことがあります。
着方、コーディネート、好みは人それぞれだと思っていますから、他の方の着方やコーディネートを全部受け入れる必要は無いと思っています。
好きなものもあれば、嫌いなものもあると思います。
思うのは自由だと思いますが、オープンな場所だからといって脊髄反射的に「こんなコーデは嫌いだ」といった感想をコメントしてきたりするのは反対です。
オープンな場=ノールール
では無いと思っています。
●インフルエンサーは、手法・手段の一つ
男性の着姿を見ることは、街中、専門誌でも稀です。
以前に比べてですが、SNSでは自分の着姿を投稿されている方は多くなりましたが、自分で撮影をする、それを投稿するというのは、億劫と感じる方は多いと思います。
※私もかなり億劫です(;^_^A
また、SNSの特性上やもえないとは思いますが、アーカイブ的に沢山の方の着姿をまとめてみることは難しいですし、それが複数の方をまとめてとなると、なおさらだと思います。
以前、Twitterのスペースでもお話ししたのですが、
「男性の着物ファン(ユーザー)が増えないのは、
インフルエンサーがいないからでは?」
という声があったそうです。
極私見ですが、
男性の着物のインフルエンサーは、
いたら楽しいですが、
男性の着物のユーザーが増えたり、
市場が大きくなる・多様になる、
のに必要不可欠では無いと思っています。
あればあったなりの、
なければないなりの、
手法も手段もあると思っています。
リアルでも、ネットでも、
男性の着姿を
もっと沢山目にすることができれば、
コーディネートなど言語化することが難しい情報を目にする機会が増えて、
「興味を持つ→着る」ことの敷居が下がるのでは?と思っています。
インフルエンサーが不在でも、
着物の小売店、メーカーが、
男性の着姿や着方の情報をもっと投稿すれば
良いだけなのでは?
とも思います。
現状は、着方、産地、素材、うんちくとかの情報は沢山手に入るけど、
着姿の情報量が少ないだけだと思います。
●私がストリートスナップを選んだ理由
私は
男性の着物のユーザーが増えたり、
市場が大きくなる・多様になることを
望んでいます。
そのために何ができるか?
運営しているサイトやSNSで何ができるか?
と考えた時にいきついたのが
①一人ではじめられる
②コストを低く抑えられる
③アーカイブは
サイトのコンテンツになる
の3つ理由から、
ストリートスナップでした。
①一人ではじめられる
はじめるのも、継続も、辞めるのも、私一人の判断で決められる身軽さがあります。
②コストを低く抑えられる
一人で、撮影、編集、サイトへのアップロード、SNSへの投稿をしていますので、
ランニングコストを低く抑えられ、継続しやすくなります。
また、スケジュールも調整が無く、コントロールしやすいです。
③アーカイブはサイトのコンテンツになる
サイトを運営していますので、撮れ高が貯まれば、
100名の着姿、100名の足元、初夏の着姿、秋の着姿といった具合に、サイトのコンテンツになり、ビジネス・商売の種になります。
“男の着物ストリートスナップ”は、誰でもができます。
ただ、小売店やメーカーが主催すると、自社の商品や、自店で販売した商品に引っ張られてしまい「販促の一環」の色が強くなりすぎてしまい、多様性を伝えたいのでしたら、そこは難しくなると思っています。
無論当然の話しですが、
小売店やメーカーが、好みのコーディネートや、世界観をお伝えするのに、男性の着姿を発信・投稿するのは、ブランディングの面からみてもとても有効だと思っています。
また、ブランディングの手法・手段の一つとして、小売店やメーカーの方が、“男の着物ストリートスナップ”に参加していただくのは大歓迎です。
●〆
また来年も時間が許す限り“男の着物ストリートスナップ”をしていきたいと思います。
GW前には、“撮れ高100名”を目標にしております。
今年は静岡にも遠征しましたが、2022年からは、できるかはわかりませんが、名古屋、大阪、京都、そして九州、東北、北海道でも撮影ができたら良いなぁと思っています。
Hジャケットのポップアップとあわせて実施して、商品の売上で足代を稼ぐという形式が理想ですが、そんなに上手くいくのかな?(;^_^A
いつか、みなさんの街の近くでお会いできればと思っております。
2022年最初の「男の着物ストリートスナップ」は、 神楽坂で撮影をします!
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