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なんのひねりもない名前で、
サイトとFacebookページを立ち上げたのは
2016年の4月、無職の頃でした。

当時を振り返っても、
そして今もですが、
お客さんへのコーディネートは、
実店舗や小売店が行うものだと思っています。

お客さんはそれぞれ好みも体形も違うし、
お客さんが着たい着物を、お客さんにどう近づけるかは、
小売店さんの領分だと思っています。

でも、いまだに男物=渋い→地味みたいな提案をされるお店や、自分たちが作っているものへの矜持からではなく、「綿なんか安物、着ないよ」と従来の価値観に縛られたお考えを、面とむかっておっしゃる業界の方も多いです(マジ、言われたことあるんですよ)。

また、少し大きめの柄ものを着ると
「粋じゃない(何が粋なんだろうか?)」とか、
「ちんどやみたい」とか言われることも多々ありました。
(これも面とむかって)

それも不思議なことに、
普段あまり着物を着ない着物屋さんや着物業界関係者、年に数度も着たら“しょっちゅう着ています”と公言されるエンドユーザーの方から言われることが多い様に感じます。

そんなことに少し違和感を感じて、
それが少しずつ蓄積していきました。

自分の感性が正しいとか、
相手が間違っているとかいうつもりは、
あまり無いんです。
感性や尺度とかは、人それぞれですし、
自分が押し付けられることも嫌です。

私は伝道師でもなんでもないので、「日本文化が」や、「日本の伝統だから」といった考えを広めるつもりないですし、それを広めたいという考えをお持ちになるのはなるので結構だと思いますが、それはそれでホカしておけばいいと思っています。
左を向いている人を、右を向ける(政治的な意味ではありませんよ)様なことはしたくないのです。

男の着物がカッチョエェんだよ、
​っていうのを伝えたいだけなんです。

私は、着物の着方に自分のスタイルがある訳ではないのですが、滅多に着ない着物屋さんが提案する男の着物とか、一生ものかもしれないけど支払いも一生もの的な着物でない、自分が好きなものや、自分が使ってよかったり自分が使いたくなる様な、着物や帯や着物を着るときに使えるアイテムを紹介していく、サイト、Facebookページ、Twitter、Instagramを立ち上げようと思いました。
紹介する着物や着方が、かっこいい!と単純に共感を得られるものもありますが、“?”とか“これが?”という様な意見がわかれるものも載せていきます。

 

「着物を着たいと思うけどどこに相談をしたらいいのだろうか?」
そんな悩みをお持ちの方をSNSなどでお見かけします。
少しずつ、男性の着物ファンが増えている証拠だと思い嬉しく思います。
できる範囲でお声がけをしたりしていますが、どんな予算感なのか、フォーマル寄りなのか、カジュアルに着たいのかがわかりませんので、相談できるお店を掲載した「男の着物マップ」をつくりました。
私が行ったことのある、直接お話ししたことがある、信頼のある方から推薦をいただいたお店を掲載させていただいています。
どのお店も、男の着物については常時相談にのっていただけると思います。

 

最近は着物関連のお仕事をされていない方が、着物を着て通勤をされてるというのを、SNSでお見かけします。
街に男性の着姿がもっと増えて欲しいと、切に思っております。
ただ、街に着姿が少ないから増えないのでは?と思っております。
このスパイラルを崩すのは、着物で通勤することのハードルを下げて、平日に着姿が増えることかな?と思い、会社勤めをしていた時に都内まで着物で通勤をしてた経験を生かして、「着物で通勤するには」というページをつくりました
着物で通勤をお考えの方はぜひご覧いただければと思います。


今は知りませんが、15年くらい前のセゾン文化財団が、アーティストに助成をするさいに、評価が定まっているアーティストには助成をしなかったそうです。たしか、評価が定まっていないものこそ、助成をするべきだという立ち位置をとっていたように記憶しています。

評価が定まったものばかりみていても、刺激が足りなくありませんか?
そんなものばかり載っているサイトにはしたくありません。

“あのサイトみた?”
“あれ、ありなの?”
“えっ?ありだろ!”
“ありかぁ?”
なんて会話がされるようなもの紹介をしていければと思います。

が、私自身、そんなにアバンギャルドな性格ではありませんので、そんなに大それたものは載せていけないかもしれません(苦笑)

さて、私も霞を食べて生きられる訳ではありませんし、霞がこんなに太るとも思えません。

サイトを運営するには、
①アクセス数と、
②マネタイズは必須だと思っています。

①についてですが、いろいろとシェアをしたり、拡散をしていますので、何度も目に留まり、煩わしいこともあるでしょうが、ご容赦いただければとおもいます。

②のマネタイズについては、将来的にはサイトで紹介した商品を仕入れて販売することもあるかもしれませんが、「ネットショップがもう一つ増えただけ」になってしまいますので、極力避けれていきたいと思います。
すでに販売しているのであれば、そこを紹介することで応援をしたいと考えています。
販売は、あくまでサイト運営費のためですから、ネットショップで収益を出すためではありませんので、そのあたりは知恵の絞りどころだと思っています。

長くなりましたが、「男の着物」のサイト、Facebookページ、Twitter、Instagramを立ち上げた想いを書いてみました。

最後まで読まれた方は、ありがとうございました。
最後まで読まれなかった方、俺って結構真面目に考えているけど、知らないままだよ。

​高野裕樹

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