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  • 執筆者の写真裕樹 高野

2021年最後の男の着物ストリートスナップを終えて思うコト

更新日:2022年2月1日


画像は、一人打ち上げにお付き合いいただいた、 常連さんのお二人のお写真をお借りしましたm(_ _ )m


ぼんやりと“あったら良いなぁ”と思っていた

“男の着物ストリートスナップ”を、

いろいろな方や事に背中を押されて初めてみたら、

早々に開催を延期にせざるえない出だしの悪いスタートでしたが、

2021年は16回、66名の方を撮影させていただくことができました。


参加・撮影させていただい方々、

SNSでのシェアや告知に協力をしてくれた皆さま、

コラボをさせていただいた福服さん、

改めて、ありがとうございました。


さて、総括というと少し大げさですが、

“男の着物ストリートスナップ”をして

思ったことを書き残しておきたいと思います。



●撮影をしてもらいたい方は多かった

撮ってもらいたいというニーズに応える形ではなく、

私自身が今の男の着姿を伝えたい

という思いからはじめたのですが、

「撮ってもらいたい」という声の多さに驚かされました。

今でも開催する度に

「誰も来なかったらどうしよう?」という

不安にかられますが、

おかげさまで撮影0は一度もありませんでした。



●認知されるスピードがあがっている?

回を重ねるごとに、

初めてお会いした方に“男の着物ストリートスナップ”のお話しをすると、

「え!? 見てます!」

「念願かなって、撮影していただきました」

「今、東京に着物も持ってきていますが、次回はいつですか?」

という声をいただいたり、

着物業界関係者からも、

「絶対ニーズがあるから続けた方が良い」

「あれ、楽しみです」

という声を聞くことが増えてきました。

期待と不安が入り混じった中ではじめましたが、

このスピード感は、とても励みになりました。


●思うのは自由だと思います

今の男性の着姿を紹介したいという思いで撮影をしています。

私にもコーディネートの好みはありますが、

自分の好みじゃないから撮影をしないとか、

コーディネートを揶揄するとか、

自分の尺度を押し付けることは

絶対にしません。

また、SNSなどにスナップを投稿したさいに、

自分の尺度に照らし合わせて

好みじゃないからと言って、

ネットだから

何でも言っていいと思っているような

脊髄反射的なコメントには、

絶対に反論します。


撮影したスナップは、Facebookグループのルールに沿って投稿をしていますが、

先日、

「靴はおかしい」

「シャツをあわせるのは変だ」と、

投稿の度にコメントをされる方がいました。

あまりにも続くので

「好みは人それぞれだと思いますが、

 思ったことを脊髄反射的にコメントされると

 不愉快です。

 ご覧になりたくないのでしたら、

 ミュートやブロックの機能があるので

 使われたらいかがでしょうか?」

とコメントを返したことがあります。


着方、コーディネート、好みは人それぞれだと思っていますから、他の方の着方やコーディネートを全部受け入れる必要は無いと思っています。

好きなものもあれば、嫌いなものもあると思います。

思うのは自由だと思いますが、オープンな場所だからといって脊髄反射的に「こんなコーデは嫌いだ」といった感想をコメントしてきたりするのは反対です。

オープンな場=ノールール

では無いと思っています。



●インフルエンサーは、手法・手段の一つ

男性の着姿を見ることは、街中、専門誌でも稀です。

以前に比べてですが、SNSでは自分の着姿を投稿されている方は多くなりましたが、自分で撮影をする、それを投稿するというのは、億劫と感じる方は多いと思います。

※私もかなり億劫です(;^_^A

また、SNSの特性上やもえないとは思いますが、アーカイブ的に沢山の方の着姿をまとめてみることは難しいですし、それが複数の方をまとめてとなると、なおさらだと思います。


以前、Twitterのスペースでもお話ししたのですが、

「男性の着物ファン(ユーザー)が増えないのは、

 インフルエンサーがいないからでは?」

という声があったそうです。

極私見ですが、

男性の着物のインフルエンサーは、

いたら楽しいですが、

男性の着物のユーザーが増えたり、

市場が大きくなる・多様になる、

のに必要不可欠では無いと思っています。

あればあったなりの、

なければないなりの、

手法も手段もあると思っています。


リアルでも、ネットでも、

男性の着姿を

もっと沢山目にすることができれば、

コーディネートなど言語化することが難しい情報を目にする機会が増えて、

「興味を持つ→着る」ことの敷居が下がるのでは?と思っています。


インフルエンサーが不在でも、

着物の小売店、メーカーが、

男性の着姿や着方の情報をもっと投稿すれば

良いだけなのでは?

とも思います。


現状は、着方、産地、素材、うんちくとかの情報は沢山手に入るけど、

着姿の情報量が少ないだけだと思います。



●私がストリートスナップを選んだ理由

私は

男性の着物のユーザーが増えたり、

市場が大きくなる・多様になることを

望んでいます。


そのために何ができるか?

運営しているサイトやSNSで何ができるか?

と考えた時にいきついたのが

①一人ではじめられる

②コストを低く抑えられる

③アーカイブは

 サイトのコンテンツになる

の3つ理由から、

ストリートスナップでした。


①一人ではじめられる

はじめるのも、継続も、辞めるのも、私一人の判断で決められる身軽さがあります。


②コストを低く抑えられる

一人で、撮影、編集、サイトへのアップロード、SNSへの投稿をしていますので、

ランニングコストを低く抑えられ、継続しやすくなります。

また、スケジュールも調整が無く、コントロールしやすいです。


③アーカイブはサイトのコンテンツになる

サイトを運営していますので、撮れ高が貯まれば、

100名の着姿、100名の足元、初夏の着姿、秋の着姿といった具合に、サイトのコンテンツになり、ビジネス・商売の種になります。


“男の着物ストリートスナップ”は、誰でもができます。

ただ、小売店やメーカーが主催すると、自社の商品や、自店で販売した商品に引っ張られてしまい「販促の一環」の色が強くなりすぎてしまい、多様性を伝えたいのでしたら、そこは難しくなると思っています。


無論当然の話しですが、

小売店やメーカーが、好みのコーディネートや、世界観をお伝えするのに、男性の着姿を発信・投稿するのは、ブランディングの面からみてもとても有効だと思っています。

また、ブランディングの手法・手段の一つとして、小売店やメーカーの方が、“男の着物ストリートスナップ”に参加していただくのは大歓迎です。



●〆

また来年も時間が許す限り“男の着物ストリートスナップ”をしていきたいと思います。

GW前には、“撮れ高100名”を目標にしております。


今年は静岡にも遠征しましたが、2022年からは、できるかはわかりませんが、名古屋、大阪、京都、そして九州、東北、北海道でも撮影ができたら良いなぁと思っています。

Hジャケットのポップアップとあわせて実施して、商品の売上で足代を稼ぐという形式が理想ですが、そんなに上手くいくのかな?(;^_^A


いつか、みなさんの街の近くでお会いできればと思っております。

2022年最初の「男の着物ストリートスナップ」は、 神楽坂で撮影をします!

 


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