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  • 執筆者の写真裕樹 高野

男の二部式着物

七五三の当日お父さんは、  走り回るお子さんを追いかけたり、  車の運転をしたり、  カメラマンをしたり、  重い荷物をもったりすることが 多いと思います。

でも、お父さんだけが着物じゃないのって、少し寂しくありませんか?

七五三もですが、お子さんの卒業式や入学式に、 「着物で参列したい!」 頭をよぎったお父さんは少なくないと思いますが、 ・一人で着ることができない。 ・式典あとに仕事があるから、着替えるのが大変では? ・まわりの視線がはずかしい といった理由で躊躇される方が多いと思います。

ご自身も三人のお子さんの父親でもある、浅草観音裏にある呉服と貸衣裳の大菊さんが、男の二部式着物をおつくりになられたのでお話しを伺ってきました。

結論から言います。 男の二部式着物 凄く良いです!!!

私の着姿で恐縮ですm(_ _ )m 腰巻や裾除け、甚平や作務衣も着たことが無い、まさに初めての二部式着物でしたので、少し裾回りが着くずれてしまいましたが、私自身が着ている時間が比較的長いことを差し引いても、この男の二部式着物は、簡単に着られる上に、着物の形になりやすいです!!!

形状は、  上:少し短い半着   (お尻が隠れるくらいの着物)   下:裾除け、腰巻の様に、腰紐がついている一枚の布 になっています。

貸衣裳ですので、運用面から考えてサイズ展開はあまりせず、裄は少し短く仕立てあります。 少し腕が見えてしまう方も、羽織を着るとちょうどよい着姿になります。

初めて着られる方には、 上は甚平、下は風呂上りにバスタオルを巻くイメージでしょうか?

着方や畳み方は、取説をつけたりネットで紹介をされるそうです。 たたみ方も、長着をたたむよりも場所をとりませんし、シルクウールなので、絹布の着物よりもシワになりにくいです。

今回は、角帯は大菊さんの私物を使わせていただきましたが、実際のレンタルの際にはワンタッチの帯を考えられているそうです。

中は半襦袢でも、襦袢Tシャツでも良いと思いますが、半襦袢の様に紐で縛るタイプの方が体型はカバーしやすいので悩まれています(;^_^

生地はシルクウールを使われています。 これ、すごい生地ですね。 垂れ感といい、所作についてくる生地の感じとかが、とても良いです!!! シルクウールの着物は私自身はじめて袖を通すのですが、 熊谷・こすぎさん 横浜・おべべほほほさん 松江・えんや呉服店さん が推しているのが良くわかります。

二部式着物は、上下違う色柄の組み合わせができて面白いかな?と、ボンヤリと考えていた矢先に、大菊さんが作られた男の二部式着物をみることができて、着やすさ、気軽さというアプローチ以上に、ファッションとしての可能性を感じました。

浴衣を着るけど、着物は着られない方、よく耳にします。 仕立の構造上はそんなに差異がないのに、浴衣から着物を着ようとされる方の壁は想像以上に大きいです。 今までですと、男の着物を着てみようと思うと、「仕立てる」「購入する」という選択肢しかなかったように思いますが、「貸衣裳」「二部式着物」という、新しい選択肢が産まれした! 二部式男の着物の試着会 開催! 着物を着たいと思っているお父さんを対象に、浅草観音裏・大菊さんにて、二部式男の着物の試着会を、3月20(金)、21(土)の13時~16時で開催いたします。 ご家族でご来店頂いてもかまいませんが、小さいお店ですので、HPかまたはTwitterのDMにてご予約ください。 大菊 ホームページ https://daigiku.jp/ Twitter https://twitter.com/daigiku_asakusa

 

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