top of page
  • 執筆者の写真裕樹 高野

しじら、可能性を感じる生地です


しじらと聞くと、 何だ、あのぶよぶよした生地、初めて見た。 知ってるか? と、ある着物屋さんの社長さんに聞かれたことを、今でも鮮明に思いだします。

その着物屋の社長さん、普段は圧倒的に絹布の取り扱いが多く木綿の着物の取り扱いがほぼなかったこともあり、お客さんが持ち込んだしじらの着物(浴衣?)を手に取って「ふよぶよして仕立てにくそうだけど、なんでこんな生地で着物を仕立てるのか?」と思って、私に聞いたようです。

私もも突然聞かれたので、なんのことかさっぱりわかりませんでしたが、後からしじらのことだとわかりました。 名前でしか知らなかったので、後日実際手に取ってみると、他の着物の生地よりも独特の柔らかさで、社長さんはぶよぶよと形容したのだと思いました。

極私見ですが、しじらは柔らかいけどやわな感じではなく、しっかりしていて、なんだかんだで私のしじらの浴衣も三年目くらいになります。 しじらは幅広の生地でも織られていて、パジャマや甚平などにも使われています。 特にここ数年は男性の仕立てあがりの浴衣は、しじらばかりになってしまったように思います。

私の着ているしじらの浴衣はネットで購入したので、私の体型には少し裄が短く、また衿の仕立てがいまいちでクタクタな感じでしたが、仕立て方に課題はあるだけだと思いました。

しぼという凹凸のある織り方のおかげで肌にべたつかず、風も通しも良く、木綿なのでご自宅でお手入れができ、使い勝手の良い着物だと思います^^ ただ、男性の仕立て上がりのしじらの浴衣って、なんで黒とか紺しかないんでしょうね(;^_^A カラフル色柄が沢山あるのに・・・ また、縞や格子など種類が沢山あるので、片身替わりの仕立てあがりがあっても良いと思うんです。

仕立てあがりの浴衣なので、今まで身丈があう着物がなかったので試しませんでしたが、先日、しじらの浴衣を襦袢代わりに着てみましたが、かなり快適でした! 妄想の範疇ですが、しじらは襦袢、半襦袢、薄羽織とかにも良いんじゃないかな?と思います。

しじら、可能性を感じる生地ですね^^

 

日曜日から金曜日まで、Twitterでライブ放送をしています。 お時間あれば、お聞きください^^ →Twitterアカウント

閲覧数:42回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page