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  • 執筆者の写真裕樹 高野

2017年の「きものの日」で思ったこと

今年の「きものの日」も、経済産業省、農林水産省の一部の職員の方々や、京都市役所の有志(それでも約150名)の方々が、着物で出勤をされて、和装勤務をされたそうです。

また、京都、奈良、横浜など、日本各地でいろいろなイベントが開催されたり、芸能人がPR大使になったりと、いろいろとニュースにもとりあげられました。

行政が取り組んでくれるのは、着物で通勤をしたり、着物で勤務をする前例にもなって、とても良いことだと思っていますが、そんなニュースをみて、今年は気になったことがいくつかありました。 省内や市役所内の、担当されている一部の職員や有志の人以外の方には、着物で通勤や和装勤務がどの様に広がるのかな? 強制はしにくいと思うし、同調圧力なんてもっての他だと思う。 京都市長はすでに着られているので、大臣が着る日も来るのかな? 着るとしたら、どんなタイミングなのかな?

農林水産省も、きものの日の和装勤務は2年目。 この先、他の省庁への広がり方に興味がある。 以前、Facebookグループで次はどの省庁が和装通勤をしたらいいかのアンケートをとったことがありました。 https://www.facebook.com/groups/580482751985466/permalink/1772989782734751/

1位 外務省   34人 2位 文化庁   27人 3位 文部科学省 16人

内側よりも、外側への発信力が求められている様に感じます。 海外の人との接点も他の省庁よりも多いかと思いますので、“発信”という意味ではもってこいなのかもしれません。

産地の都道府県市区町村や、小京都、小江戸と呼ばれる街は取り入れていくのか? ニュース性があり、メディアへの露出が確約されるメリットがあります。 同時多発的におこなえば、着物で通勤や、和装勤務の急速な広がりが期待できると思っています。

着物で出勤する、和装勤務をする日を、年1回ではなくもっと増やして欲しいのですが、ファッションですので、好きな時に好きなように着られるのが良いとは思うんです。 ただ、行政主体で「毎月15日は、きものの日」なんて決めて半強制的に着せられるのは、なんか違う気もしますが、クリスマスやハロウィーンみたく、それを楽しめる形で、着物で通勤や和装勤務が広がれば、経済効果も生まれます。 年1回から、もっと着用するためにどんな手法があるのか興味があります。

以前、IT企業が浴衣で出勤を聞きましたが、民間企業でどんな広がりがあるか興味があります。 社長が着物出勤をしている株式会社HDE(代表取締役社長 小椋一宏さん)では、着物で通勤をしたり、和装勤務をされているスタッフはいるのかな? 勝手な希望で言えば、2019年くらいまでに、そんな企業が2~3出てくると、 2020年のオリンピックでは“違う景色”が見られて楽しそうだ♪

と、かなりまとまりなく、書かせていただきました。 行政サイドからしかできないなんて、これっぽっちも思っていません。 行政からでも、民間からでもできる、着ている衣類を変えるだけでできる情報発信です。 ぜひ、行政・民間を問わず、ぜひ、着物で通勤、和装勤務を取り入れて欲しいです^^

 

着物で通勤ってできるの?2年間、埼玉から東京まで、晴れの日も台風の日も着物で通勤し、1年以上も、片道2時間を着物で通勤(洋服の時もあった^^;)、最近はフリーランスになって、着物でノマドワーカーになった“中の人”が着物で通勤する「和装通勤」について、つづっていきます。他にも記事がご覧になりたい方はこちらからどうぞ^^

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